ガソリンと軽油が混ざったらどうなる?ガソリンと軽油が混ざった場合の車の症状と見分け方をわかりやすく解説。

ガソリンの見分け方
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ガソリンと軽油が混ざったらどうなる?

  • ガソリンに軽油が混ざると燃焼不良が発生しエンジン不調に至る

ガソリンと軽油が混ざった時の症状

  • メータ内に様々な警告灯が点灯する。
  • 走行中にエンジンがガタガタする。
  • エンジンを切って再始動しようとすると時間がかかる。
  • アイドリング状態でエンジン不調(ガタガタ)が発生している。
  • 症状が進行するとエンジンが始動しなくなる

車両情報

  • フリード (2019年モデル)
  • 走行距離:約50000km

ガソリンに軽油が混ざっているか確認する方法

色と臭いによる確認

ガソリンの色
【ガソリンの色】
ガソリン色の確認
  • 透明な容器のガソリンを入れて色の比較を行う。
    • ガソリン+軽油は「黄色っぽい色」
    • ガソリンは「ピンクっぽい色」
臭いの確認
  • ガソリン+軽油は「灯油っぽい」臭い
  • ガソリンは「ツーン」とした臭い

揮発性の確認

ガソリンの見分けた_1
【揮発性の確認】 浸し直後
ガソリンの見分け方_2
【揮発性の確認】 5分経過後
【揮発性の確認】 浸した直後

「ガソリン+軽油」と「ガソリン」に付箋を浸した直後は、それぞれの付箋は濡れた状態。

【揮発性の確認】 5分経過後

「ガソリン+軽油」に浸した付箋は濡れたままの状態。乾燥する気配がない。
「ガソリン」に浸した付箋は完全に乾燥し臭いも無い状態。

  • 透明な容器に液体を入れ「色」の確認
  • ガソリンに付箋を浸して、「揮発性」の確認

ガソリンに軽油が混ざった燃料使用時の診断方法

診断手順

STEP
事象の確認
  • エンジンの始動ができるものの時間が掛かる(症状が進行すると始動できない場合もある)
  • アイドリングが不安定
  • メータ内に警告灯が多数点灯
事象の確認の観点
  • 診断する事象とユーザー訴えが同一事象なのか確認
STEP
DTCの確認
  • 複数シリンダ失火が入力
DTC確認の観点
  • 点検箇所の絞り込みの「ネタ」探し
  • 始動不良時のオンボードデータの有無を確認
STEP
エンジンの3要素を点検
  • 圧縮圧力の点検は正常(気筒間の差は無い)
  • 点火は正常に行われている
  • 燃圧は正常値
エンジンの3要素の観点
  • 絞り込んだ結果から可能性の高い箇所点検
  • エンジンの3要素に異常がなく、エンジンが始動しない場合は、

【STEP1の解説】事象の確認

上でも説明した通りポイントはユーザーが訴えている症状と診断しようとしている症状が一致している事を確認する事です。

特に異音の診断時に言える事ですが、「異音が直りました」とユーザー説明後、車両を出庫。
しばらくして「直ってない」と再入庫。みたいな事が起こります。

これはユーザーの訴えと整備士が直した事象が一致していないから起こる事が多いです。

ユーザーの訴え = 診断する箇所

【ステップ2の解説】DTCの確認

取得データの内容
  • 複数のシリンダに失火のDTCが入力。
  • 始動不良とエンストのデータが入力。

最近の車には、故障時のデータを保存する機能を有しています。
このデータには、診断時にヒントとなる情報が大量に含まれています。

まずは診断機を繋げて、車両に残された貴重なデータを取得する事が最優先です。

点検箇所の絞り込み

複数シリンダ失火について

複数シリンダに失火が入力している事から各気筒の構成部品の可能性は低いと考えられます。

例えば、スパークプラグに異常が発生した場合、そのスパークプラグが取付けられている気筒にのみ事象が発生するはずです。

つまり、今回点検を優先する箇所は、全気筒に起因する燃料系統、各種センサー系統、点火系統(電源、アース)となります。

とは言うもののおさえとして点火コイル、スパークプラグ、インジェクタの点検は行い異常がないことを確認しました。

始動不良とエンジンストールのデータについて

今回の点検ではセンサー値に異常はありませんでした。(正常車と比較)

上記を踏まえてSTEP2のポイントは

複数シリンダに失火が入力している事から複数気筒に関する要因を優先的に点検する

【STEP3の解説】エンジン3要素の点検

まずは「燃圧の点検」

燃圧については基準値内で異常はありませんでした。

この時、燃料に違和感を感じました。
それは

・色がいつもより「黄色っぽい」
・燃料に触ると「ベタツキ感」がある

「違和感を感じつつ」他の箇所についても点検を実施していきます。

次に「圧縮圧力の点検」

気筒毎に起因する要因ですが、押さえとして点検します。

すべての気筒の「圧縮圧力は基準値内」「気筒間差も基準値内」で異常はありませんでした。

最後に「点火点検」

こちらも正常に点火しており異常はありません。

まとめ

以上の点検結果より燃料不具合と断定し、燃料の入れ替えをして症状は改善しました。

今回お伝えしたかったのは、「診断方法」「ガソリンに軽油が混ざった時の見分け方」です。
特にガソリンに軽油が混ざった場合の見分け方については、迷う事が多い事象です。
においを嗅いでも「なんとなくいつもと違うかなぁ」
色を確認しても「なんとなくいつもより黄色っぽいかなぁ」と判断に迷います。
そんな時に今回の記事を参考に総合的にガソリンが原因である事を判断していただけたら幸いです。

今回の記事が診断の参考になれば幸いです

それえは良いメカニックライフを・・・

よろしくメカニッ君

ガソリンの見分け方

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